黒河好子先生セミナー「筋力・ペダルのトレーニング」編

昨日は3回目の黒河先生のセミナーに伺ってきました。今回もとても密度の濃い内容で本当にあっという間の2時間でした。

まずは「身体の筋力と関節の役割」から「基本姿勢」と「筋力と関節」の関係。

腕の筋力や関節を自由に使うためには背筋が重要なこと。筋力を使うとは脱力が出来ていること。ここで特別に「絶対効きますよ」という脱力の方法を教えて下さいました。(早速昨日のレッスンから取り入れてみました)講座ならではの特別なお話も聞けて得しちゃいました

先生のお話はテンポよくどんどん進みます。講座中1秒でも気を抜けません。

前半は「筋力や関節を使うトレーニング」について。

スタッカート・3度(重音)・オクターブ・オクターブの分散・トリル・跳躍・グリッサンドとほぼ本の内容を網羅するごとく説明してくださり、コツも良~く分かりました。

重音のトレーニングは結構難しくて、私にはまだできないものも・・・。
でもあきらめずゆっくりのテンポからトレーニングを持続していきたいです。

そして後半はいよいよ「ペダル」についてのお話です。

もうこれは本当に「目から鱗」が沢山落ちました。

ペダルの構造や子供のレッスンにも即役立つ基本的なペダルの使い方やトレーニングも沢山お話し下さいました。

踏む位置・足の指・踏む動き・角度、ペダルについてこんなに細かく教えていただいたのは初めての気がします知っているようで実はちゃんと考えたことがなかったのかも・・・。
非常に勉強になることばかりでした

先生は素足になられ、ペダルの踏み方のアレコレを実演してくださいました。なんと生徒役で先生の足の上に私の足を乗せさせていただき、ペダルを踏む深さやスピードを体感させていただきました。先生の足指の細かい動きも伝わってきて身体で覚えることができました。自分の生徒にもこうやって体感させてあげられる指導力つけなきゃなぁと。。。

それにしても先生の足指の動きは凄いです。音1つ1つに敏感に反応し、まるで手指のようでした。ビックリ

ペダルについては、音を出す前に踏む方法・音とほぼ同時に踏む方法・音を残す方法・ハーモニーで踏む方法・浅く速く踏む方法・クレシェンドペダル・ディミヌエンドペダル・拍感ペダルとこれもまた本の内容を網羅するがごとくお話し下さいました。

反抗期の生徒さんに使える「音を残すペダル」今夜早速試してみようと思います。

黒河先生の講座は本当に刺激的で楽しく勉強になりました。

テクニックがないと他のことが出来ない。音色を考えていくことに練習時間を使いたい。先生は本に書いていないことを教えてあげる人でありたい。最後にこう締めくくって下さった先生の言葉をいつも頭に置きながら勉強を続けていこうと思いました。

9月下旬には「ピアノを続ける11の理由」という本が発売になるそうです。こちらも楽しみです。

帰りには先生と握手。手からも足からもパワーを頂いてきました。

今日も1日頑張りますよ~

応援よろしくお願いいたします

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