黒河好子先生セミナー「ピアノを弾くからだ」

以前から気になっていた「ピアノを弾くからだ」講座前の予習にとDVDを観て楽しみに出かけてきました。

うわぁ~DVDとは違うさらにわかりやすいし先生が凄くパワフル

前置きは短くして講座内容を。

まずピアノを弾く時の注意として「ピアノのしくみをきちんと知ること」からお話をはじめられました。

A 黒鍵と白鍵では高さと幅が違うので同じ高さから弾くと黒鍵のほうが
   早く音が出ます。

B 弾く場所により白鍵の幅が違います。

C グランドピアノは2段階で音が出ます。

D 音の出る到達点は鍵盤の上から約1cm下です。

E ピアノにより若干異なりますが、到達点より6~8ミリ上で音が消え
     ます。

F 音域により、また、鍵盤の手前か奥かにより抵抗(重さ)が違いま
    す。

「文字で読むとそんなことわかっているよ~」と思うようなことかもしれませんが、これをちゃんと生徒さんにも理解してもらわなくてはいけません。

そのうえでの指導であり、演奏にいかしていくように導いてあげなければ。

なかでも、手の形は「鍵盤を押さえた『底』でフォームを作る」この状態から1本1本指を上げた形が構えの状態。
子供は手の大きさ、身体の大きさ、筋肉も成長とともに変化していくためそのつどフォームが変わるので、常に気をつけて確認する必要があります、とのこと。

責任ある仕事を再認識するとともに、この仕事が出来る幸せにも浸りながら、パワーあふれる黒河先生のお話に引き込まれっぱなしの私。

物凄く刺激的で楽しい講座。

先生は何度も何度も「2時間じゃ足りません、10時間はないと」と。

本当に10時間聞いても足りないくらい。

脱線される話がこれまた楽しくて。

各地の講座でも「沢山脱線していいですから」とリクエストが入るそうです。

さて、私も脱線してないで本題に戻りまして・・・。

続いてはピアノを弾くからだ

A  椅子の座り方。

B 足の位置。

C 足先の位置。

ここでまたまた自分の指導にショック。

足台に乗っている子供たちにしっかり踏ん張れるように重心を置けるように伝えきれていないかも。

ちょっと甘かったかも。

そんなにも音色に影響してしまうのね・・・反省。

すぐ見直さなくては!!

D 上半身の位置 

E 腕の位置

F 腕の形

ここでまた新たな発見!!目からウロコ!!
ピアノに向かう時の姿勢は人間本来の自然な姿勢よりもかなりひねった、無理のあるものなので、手の甲の重さ、手首から肘までの重さ、二の腕の重さを自覚しなければ悪い姿勢になるし、脱力は出来ないとのこと。

もう一度座り方や構えから全員点検しますよ~!!

まだまだ大切なお話は沢山続きました。

手の形の作り方

指の特徴

指の方向性

筋力と関節

ブログに書き始めたのは良いのですが、とてもとても書ききれず本当にほんの1部のご紹介になってしまいました。

このメソッドは本当にお勧めです。

うちの教室の大人の生徒さんには勿論のこと、ご父兄にも勧めてみようと思っています。

私ももう1度DVD観ながらじっくり復習の勉強してみたいと思います。

ピアノは沢山練習をしたから上手に弾けるというものではありません。

正しい練習をしていないと逆効果になることもあります。

身体の仕組みを知り、筋肉の動きも勉強して、効果的な技術指導をしなければと思います。

黒河先生、近々WEB上でのレッスンも展開されるとか。

それも非常に楽しみです。

201106101710000

日本人の欠点は、1拍子民族で地声民族なので、拍子感が悪く、響きを作るのが苦手とか。

顔の表情筋で音色を作るのも効果的。

音を聴いて!!って、出た後の音聴いても遅いから、1歩先を予測して、イメージする音を聴いて。

片手だけの練習を効果的にするには、その時使っていない方の手も空中で動かすのよ。

先生の脱線話もインパクト大!!

6月中だけでも近場で2回講座がある・・・。脱線話を聞くだけでも行った価値大だから、都合がついたらまた足を運ぼうかな。

さて、今日は震災から3カ月の日。

節目節目に心に刻みながら、自分にできることを細くでも長く続けていこうと思います。

今日もレッスンはいつも以上に頑張っていきますよ~。

応援もよろしくお願いいたします
       
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

黒河好子先生セミナー「ピアノを弾くからだ」” に対して2件のコメントがあります。

  1. ヤヨイ より:

    レポート、ありがとうございました!
    ピアノの構造を、
    演奏に反映できるほど理解しておく必要がある、と
    痛感致しました。
    生徒さんに伝授出来るようになるためには、
    まず自分できちんと習得することから始めたいです。
    脱線話、興味津々です。
    本当にありがとうございました。

  2. 中野昌子 より:

    弥生先生
    ブログのほうにもコメント下さり有難うございます。
    黒河先生の一言一言がビビビットくる、大ヒットの講座でした。
    もう一度、いいえ、1度では足りない。。何度もDVD観て、
    少しでも自分のものにしたいと思います。
    脱線されるお話し、本当に図星・インパクト大のお話しでした。
    大笑いしてしまう時間も沢山あり、実に楽しい講座でも
    ありました!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA